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 センバツ 藤代2年ぶり2回目(毎日新聞 1月31日号外より抜粋)

旋風巻き起こせ 

あこがれの甲子園で旋風を巻き起こせー。第75回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)の出場校を決める選考委員会が31日、大阪北区の毎日新聞社本社オーバルホールで開かれ、県内から藤代(藤代町、小瀧隆校長)が選ばれた。県勢の選抜出場は6年連続で、藤代にとっては3回戦へ進出した第73回大会以来、2年ぶり2回目のセンバツ出場となった。

 

 藤代は昨秋の県大会で、2回戦から2試合連続コールド勝ちを決めて準決勝へ進出。昨年のセンバツに出場している水戸短大付を相手に先制点を守りきって辛勝すると、決勝は常総学院に10-3で圧勝し、学校創立30周年に花を添える初優勝を飾った。
 自信を持って臨んだ関東大会は、1回戦で横浜商工(神奈川)にコールド勝ちした後、東海大甲府(山梨)には4-3で辛勝してベスト4入り。準決勝した浦和学院(埼玉)に5-8で破れたものの、攻守のまとまりと高い実力が評価された。
 打撃陣は爆発力と勝負強さがあり、平均打率は3割5分。関東大会で2本塁打を放った新岡裕豪選手(2年)が主軸だ。昨秋の公式戦は打率が4割を超える主将・石倉剛史(同)、中距離打者の藤沢智之選手(同)が塁を埋めて得点するパターンだ。
 投手は、美馬学選手(1年)が身長165cmの小柄ながら、持ち前の負けん気と切れ味のいいスライダーを武器にマウンドを守る。選手全員が重圧をはねのけ、伸び伸びとした「藤代野球」を心がける。
 組み合わせ抽選会は3月15日、大阪市北区の毎日新聞社本社オーバルホールで開かれ、例年より3日早い同22日に兵庫県西宮の阪神甲子園球場で開幕。出場校が日本一の栄冠を目指して、熱いドラマを繰り広げる。

 

 2回目のセンバツ出場に意気込む藤代ナイン