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 藤代、センバツ出場(茨城新聞 2月1日朝刊より抜粋)

2年ぶり2度目
本県から6年連続

 藤代、2年ぶり2度目のセンバツ出場ー。3月22日から11日間、甲子園球場で開催される第75回記念選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会は31日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、本県の藤代など出場校34校が決まった。


 関東地区代表として選ばれた藤代は2年ぶり2度目の出場。本県からの選出は6年連続となる。
 
 藤代は昨秋の県大会で初優勝を飾った。本県1位代表で臨んだ関東大会では横浜商工(神奈川)、東海大甲府(山梨)を連破。準決勝で浦和学院(埼玉)に敗れたが、4強入りの好成績を残した。
 藤代は1973年創立の男女共学の県立高校。野球部は開校の翌年に創部され、甲子園初出場の2001年春には初勝利も飾っている。
 組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。 

 

 

センバツ出場校決定
藤代 夢舞台つかむ
今度こそベスト8

 第75回選抜高校野球大会(3月22日開幕・甲子園)の出場校34校が31日決まり、昨夏の甲子園で優勝した明徳義塾(高知)が2年連続11度目の出場を果たした。史上5校目の夏春連続優勝を目指す。
 関東地区代表として本県からは藤代が出場する。このほか一般選考で東北(宮城)横浜(神奈川)浦和学院(埼玉)智弁和歌山(和歌山)などの常連校も出場を決めた。守備力を重視して各地区の補欠校から選考する「希望枠」は、初出場となる旭川実(北海道)が選出された。
 

 藤代に吉報が届いたのは午後3時22分。学校、野球部関係者らが詰めかけた校長室の電話が鳴り、受話器を取った緊張の面持ちの小滝隆校長が「慎んでお受けいたします。ありがとうございます」と返答。その直後に「おめでとう」と声が上がり、拍手が沸き起こった。
 グランドの選手に第一報を届けたのも小滝校長。「選抜高校野球大会の出場校に正式に選ばれました。最高の舞台で全力を振り絞ったエネルギーあふれるプレーを期待します」と花火が鳴る中、選手に祝福の言葉を贈った。
 緊張の表情が歓喜へ変わった選手たちは、小滝校長、野球部の張替剛次部長、川口三郎PTA会長を次々と胴上げ。最後は持丸修一監督が3度高く宙に舞った。待望の出場校決定通知にエースの美馬学投手(1年)は「実感はわかないが、これからモチベーションが上がってくると思う」と感想。主砲・新岡裕豪(2年)は「すごくうれしいし、ホッとしている」と喜びを語った。
 創立30周年を飾る2年ぶり2度目の甲子園出場が正式に決まった。会見で持丸修一監督は「このチームは投手と中軸打者がしっかりしており、バランスが非常にいい。今度こそベスト8まで行くつもり」と、前回の3回戦進出を上回ることを目標に掲げた。石倉剛史主将(2年)は、「1つ1つ目の前の試合を勝ち、甲子園で1日でも長く野球をやりたい」と夢の大舞台での意気込みを話した。